猛毒で知られるふぐの卵巣を食べる!(4) ~ふぐの子シリーズ新商品~

石川県の郷土食のひとつでもある「ふぐの子糠漬け」。これを製造している白山市美川町のメーカーさんを訪問してきました。

店内にはフグの子糠漬け以外にも、
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こんかさば(さばの糠漬)

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こんかいわし(いわしの糠漬け)

 

なども陳列してありました。

他にも何か面白い商材ないかな、と思い店内を見回してみましたが、
やっぱり「フグの子」が一番インパクトあるよなぁ~
と思っていた矢先に見つけたのが

ふぐの子粕漬け

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おおっっ、粕漬けもあるなんて・・・!
と思い、メーカーの社長さんにお聞きしたところ、製造工程は途中までは一緒で、通常の「ふぐの子糠漬け」が完成した後に糠を取り外し、更に酒粕に漬け込んでいるとのこと。つまり、

1. ふぐの卵巣を塩蔵して約1年
2. 糠に漬け込むこと約2年
3. そこから更に酒粕に半年程度漬け込む
ということで少なくとも3年半もかかって出来上がる商品ということになります。

早速サンプルで1パック頂いてきたので撮影を兼ねて調理してみました。
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メーカーさんに教えて頂いたように試しにそのままホイルに包んで軽く炙ってみると、ほんのり酒粕の甘い香りがしてきました。食べ比べた訳ではないので、あくまでも私の記憶での判断になりますが、フグの子糠漬に比べて塩っ辛さもマイルドになっているような気がします(もちろん、基本的には塩気が強いです)。

もともと手間暇がかかった「ふぐの子糠漬」に更に手間を掛けているので、当然お値段にも反映してくるのですが、お店の方にお聞きすると、気に入った方は粕漬を好んでリピートして頂ける場合も多いとか。折角なので、トライアルで「ふぐの子粕漬」も取り扱ってみることに致しました。現在作成中の初夏向けカタログにも早速掲載していますので、ご興味がおありの方は是非お試しください。

あっ、そうそう。前回ご紹介するのを忘れていましたが、美川町のある白山市の市役所では以前「ふぐの子粕漬け」の特大イメージポスターを頂いたことがあります。
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※かなり立派なポスターです。

まだ在庫あるかは判りませんが、もしご利用になられたいということであれば分けてもらえるか問合せいたしますので、お声掛けくださいね~。

次回がいよいよ最終回!次回の記事まで読んで頂ければフグの子博士認定です!是非引き続きお読みください。

石川県の特産品「ふぐの子糠漬け」は食材としては面白いけど、塩分が強すぎるとお悩みの飲食店様に朗報!旨味を逃さずに塩っ辛さを減らす調理方法を発見しました。