猛毒で知られるふぐの卵巣を食べる!(3) ~石川県の郷土料理「ふぐの子糠漬け」の論評~

「猛毒で知られるふぐの卵巣を食べる!」シリーズも今回で3回目になりますが、
お店で販売して頂く際に一番のネックになるのが

お客様にどんな商品か説明しにくい

というところではないでしょうか?

もちろん、そのためにこのブログにてご紹介をしているのですが、もっと直観的に判りやすい話として著名人の方からの論評なんかがあればいいなぁ~、と思いまして、製造元の社長さんにお聞きしてみましたところ・・・。

ありました!

しかもあっさりと・・・(笑)。

この書評を書いているのが、以前テレビ番組の「料理の鉄人」で審査員として出演し、

「おいしゅうございます」

という言葉が有名になった食生活ジャーナリストの岸朝子さん。

 

岸朝子著「岸朝子 日本の食遺産」ワニブックス

この本の中で岸さんは以下のように紹介しています。
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加賀地方では昔から、新鮮ないわし、ふぐ、にしんなどを糠漬けにする「こんか漬け」がどこの家でも作られ、その製法は現在に受け継がれています。特にふぐの子〈卵巣〉を2~3年漬け込んだ「ふぐの子糠漬」は「幻の珍味」と言われる希少な味。庶民的な「いわしの糠漬」とともに塩分が強いのですが、日本酒好きの酒飲み仲間は、この塩辛さがたまらないといいます。
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また、岸さんは別の本でも「ふぐの子糠漬」を紹介されていまして、
全国5つ星の絶品お取り寄せ帳表紙20130220_0000

「永久保存版・全国5つ星のお取り寄せ帳」(KKベストセラーズ)という本でも取り上げていらっしゃります。

 

 

その本の中での記述はこんな感じです。
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「毒が、旨い」そうきっぱりと言われれば俄然試したくなるのが人の常。ふぐの中でもとびきりの猛毒を持つ卵巣を、その美味の魅力故に何とか食べられないかと先人達が工夫を凝らした秘伝によって作られるのが、幻の珍味「ふぐの子糠漬」。1年塩漬けした後、糠に2年以上漬け込みゆっくりと毒を抜いていく。塩分が強めなので、軽く焼いてからチビチビとつまんで食すのが良い。
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う~ん、さすがプロ!思わず食べたいなぁ~と思ってしまうような文章ですね。

これらも参考にしながら、皆様の販売にお役に立てる販促ツールを考えてみたいと思います。

まだまだ「フグの子ぬか漬け」についてのお話は続きます!次の記事もご覧くださいね!

猛毒で知られるふぐの卵巣を食べる!(4) ~ふぐの子シリーズ新商品~