さぁ、今年も商売繁盛で参りましょう♪居酒屋業態のトレンドについて専門家に聞いてきました。

年末年始の休業期間も終わり、今週から通常営業に戻られたお店も多いようですが、昨年末は皆様いかがでしたか?

昨日は大阪にて経営コンサルタントの先生との定例打ち合わせでした。改めて昨年1年間の売上(皆様からのお買い上げ)を集計してみましたが、なんと12月は過去最高記録!サバ一夜干しシマホッケ一夜干しといった居酒屋定番商品に加え、ジャンボ真ホッケ一夜干しつぶ貝わさび醤油漬船凍がすえびあまえび塩辛ホタルイカしゃぶしゃぶ用などの新商品も安定して使って頂けているようです。もちろん、宴会メニューで大人気の金目鯛西京漬けなどの漬魚シリーズも例年以上にメニュー導入して頂いたお店様が多かったようで大盛況でした。たくさんのご注文ありがとうございます!

コンサルタントの先生に居酒屋業界のトレンドについてもお聞きしていたのですが、全般的な流れとしては低価格帯のメニュー構成から中高価格帯への移行がどの業態でも進んでいるとのこと。大手居酒屋チェーンさんでも低価格訴求型の総合居酒屋から少し単価を上げてその分何かに特化したタイプのお店を増やしていく方針のところが多いようですね。単に居酒屋業態同士の争いというよりも、ファミリーレストランや定食屋さん、コンビニやスーパーの御惣菜までが従来の居酒屋需要を奪い合うというバトルロイヤル状態になってきているみたいです。

復活する外食業界に逆行 夜明けの来ない居酒屋業態

近年、居酒屋各社が消費者に提示してきたのは、多様な選択肢ではなく、“安さ”だった。ここ4年ほど、290円均一などと銘打って、多くの低価格居酒屋が登場した。しかし今では、多くの関係者が「低価格はまるで振るわない」と話す。

もちろん、低価格帯均一店でも工夫を凝らして連日満員というお店もたくさんあるでしょうが、全体的なトレンドとしては低価格帯から中価格帯に移行してきているようです。消費者の嗜好も

さぁ、今晩のみに行こうか。

という発想から

今日は○○(海鮮/焼肉/イタリアンなど)を食べに行こう

という思考に変わってきているとのこと。私のような「酒飲みおじさん」は「とにかく酒。そして酒に合う一品」という発想ですが(古っっ!)、今は「まずは料理。そしてそれに合うお酒」という思考になる人が多いみたいですね。実際先ほどの記事でも

居酒屋業態が窮地に陥っているとはいっても「総合型居酒屋」のことにすぎない。焼き鳥や海鮮を売りにした「専門型居酒屋」や価格帯が高く料理や酒にこだわっている居酒屋は、前年同月比がプラスの場合が多い。例えば、地鶏や鮮魚にこだわった「塚田農場」を運営するエー・ピーカンパニーの前年同月比はここ数カ月、140%前後で推移している。

という記述もありました。人の根本的な欲求は変わらないと言われていますので、居酒屋業態が廃れるということはありませんし、呑むというニーズがなくなることもないと思いますが、その中でも時期折々の消費者ニーズに合わせていくということも商売をする上では大切かなと思います。魚に限らず原料価格が高騰しているのでどうしても自然に「中価格帯」になっていきがちですが、その中でも「こだわりの一品」をラインナップに増やしていけるように今年は心掛けていきたいと思います。またご要望ございましたら教えてくださいね!

折角大阪に来ましたので商売の神様、大阪今宮戎神社の「えべっさん」に行ってきました。
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この福娘さんの写真で皆様にも少しでも御利益のおすそわけになればいいのですが。
さぁ今年も商売繁盛で頑張っていきましょう!