パート、アルバイトの人材確保が困難になってきていて大変みたいですね。飲食店経営の根幹を揺るがす問題について考える。
先月、東京都内のお客様を訪問させて頂いた時によく聞いたのが、
パートさんがなかなか集まらない・・・。
というお話。もちろん地域差もあるのでしょうが、パートさんに費やす人件費がどんどん高騰していっているとか。あるお店でお聞きしたところ、時給1000円でもまったく応募がなかったので1200円にしたとか、もっと高いところがあるとか・・・。
最近気になったニュースでは「パートさんが思うように集まらないので閉店に追い込まれた」とか、「従業員確保のためにパートを正社員化」といったニュース。昨日もそんな記事を見つけました。
産経ニュースWEB版よりお借りしました。
こちら北陸にいるとそれほどの人材不足感はあまり感じないのですが、気になったのでネットで東京の居酒屋パート募集を調べてみたら確かにスゴイ単価になってます・・・。
建設・土木関係で人材不足というのは昨年からよく聞いていたので、そのあおりで一時的なものかなぁ~とも思っていたのですがどうやらそうではなさそうな感じです。
統計局の最新データによると、上の図のように40代より年配の層と比べて若年層はかなり絶対数が少なくなっているというのが判ります。
パートやバイトで働いてくれるのは10代後半~20代の男女と20代後半~40代の女性(主婦層)になるのでしょうが、居酒屋さんに絞って言えば夜間営業なので主婦層を確保するのはちょっと難しいということを考えるとやっぱり学生さんから20代の年齢層ということになります。でもここの年齢層、既に私の世代(40代)よりもかなり絶対数が少なくなっていますし、20歳以下の人口は更に少なくなっています。・・・ということは、今後もこの人材難が続くという事ですよね。う~ん、厳しい・・・。
まぁ、景気さえ良くなって客単価が上昇すればある程度の労働人件費アップにも対応していけるのでしょうが、それとてやはり限界がある訳で、ある水準まで人件費が上がってしまうと大手チェーン店さんのように閉店や事業撤退となってしまうので、やはり深刻な問題ですね。
居酒屋応援隊の運営責任者として居酒屋さんの御商売繁盛をお手伝いしてはや10年。4000店舗を超える取引実績から得た「売れるメニュー作り」のノウハウを武器に、居酒屋さんの売上アップ、コスト削減のお手伝いをしています。また単なるノウハウの提供にとどまらず、独自の仕入れルートと商品開発力で居酒屋さんの売上アップに必要な食材を取り揃え、すぐに成果が出せる仕組みを持っているのが強みです。調理師免許あり。
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