パート、アルバイトの人材確保が困難になってきていて大変みたいですね。飲食店経営の根幹を揺るがす問題について考える。

先月、東京都内のお客様を訪問させて頂いた時によく聞いたのが、

パートさんがなかなか集まらない・・・。

というお話。もちろん地域差もあるのでしょうが、パートさんに費やす人件費がどんどん高騰していっているとか。あるお店でお聞きしたところ、時給1000円でもまったく応募がなかったので1200円にしたとか、もっと高いところがあるとか・・・。

最近気になったニュースでは「パートさんが思うように集まらないので閉店に追い込まれた」とか、「従業員確保のためにパートを正社員化」といったニュース。昨日もそんな記事を見つけました。
プレゼンテーション2産経ニュースWEB版よりお借りしました。

biz14042308070010-p1 大手企業でも対策を打っているみたいですね。

こちら北陸にいるとそれほどの人材不足感はあまり感じないのですが、気になったのでネットで東京の居酒屋パート募集を調べてみたら確かにスゴイ単価になってます・・・。
プレゼンテーション1

建設・土木関係で人材不足というのは昨年からよく聞いていたので、そのあおりで一時的なものかなぁ~とも思っていたのですがどうやらそうではなさそうな感じです。

プレゼンテーション3

統計局の最新データによると、上の図のように40代より年配の層と比べて若年層はかなり絶対数が少なくなっているというのが判ります。

パートやバイトで働いてくれるのは10代後半~20代の男女と20代後半~40代の女性(主婦層)になるのでしょうが、居酒屋さんに絞って言えば夜間営業なので主婦層を確保するのはちょっと難しいということを考えるとやっぱり学生さんから20代の年齢層ということになります。でもここの年齢層、既に私の世代(40代)よりもかなり絶対数が少なくなっていますし、20歳以下の人口は更に少なくなっています。・・・ということは、今後もこの人材難が続くという事ですよね。う~ん、厳しい・・・。

まぁ、景気さえ良くなって客単価が上昇すればある程度の労働人件費アップにも対応していけるのでしょうが、それとてやはり限界がある訳で、ある水準まで人件費が上がってしまうと大手チェーン店さんのように閉店や事業撤退となってしまうので、やはり深刻な問題ですね。