居酒屋応援隊が目指しているもの(2) お値打ち商材をリーズナブルな価格で!

前回に引き続き「居酒屋応援隊®の目指しているもの」についてのお話です。

【品質が安定している食材(商品)をお値打ちの価格で提供させて頂くこと】とは?

正直なところ、昨年独立させて頂くまでは居酒屋応援隊®の意義は

商品をお安く提供することに尽きる

と思っていました。

4年前の事業開始当初はちょうど巷に1品300円前後の価格帯をウリにした居酒屋業態が主流になりだした頃です。食材原価率を30%くらいとした場合、1品100円くらいだと使いやすいだろうとの思惑で「1品100円」を主要価格帯に設定しておりました。当初は他の事業部で余った食材や在庫、漁港で売れずに困っている魚を大量買い付けしてこの価格を実現していたのですが、サイズの大小の差が大きかったり、欠品や商品トラブルが多く発生したりと、事業を進めていくにつれて問題も発生してきました。そして何よりもある程度のサイズ選別の精度や商品の品質はもちろん、商品そのもののお値打ち感がないと、結局のところお店で使えずに破棄されて原価が高いものになってしまう、ということに気が付くようになりました。

そしてその時以来掲げている仕入れポリシーが
品質が安定している食材(商品)をお値打ちの価格で提供させて頂くこと です。
この方針に基づき、社内業務や製造の効率化を進めながら必要に応じて商品のクオリティーを上げるための値段改正も行わせて頂くようになりました。その影響で今は製品の主要価格帯は130円くらいになっていると思います。※もちろん原料価格自体の高騰の影響も大きいです。

この価格帯変更の過程ではたくさんのお客様からお叱りも頂きましたが、おかげさまで品質も在庫状況もかなり改善できました(もちろん今後も改善すべき点もたくさんありますが)。残念ながら一部のお客様からは「値段が合わない」との理由でお取引を頂けなくなったのですが(ごめんなさい!)、「安かろう悪かろう」のイメージがあってお取引をして頂けなくなっていたお客様の一部が戻って来て頂けるようにもなりました。加えて最近では新規のお客様の離反率(一度お取引頂いたのにリピートして頂けなくなったお客様の比率)はかなり低くなってきており、お客様からのリピート注文も安定的に頂けるようになっていることを考えると、一定の御評価は頂けているのではないか、と思っています。

もちろん、「お店にとって仕入れ価格が安いこと」はお店への貢献も大きいので、今後も様々な仕入れネットワークを通じてなるべくお安い商品の供給を最優先事項の一つとして全力を注いで参ります。ただ、昔のように「価格ありき」ではなく、味やサイズ選別などの「品質」やお食事に来られるお客様の視点からの「魅力」、そしてお店の方の視点での「売りやすさ」などの条件も踏まえた「お値打ち感」のある商材をお届けできればと思っております。

この辺、自分でハードルを上げてしまうこととなり日々苦戦しているのですが(笑)、やはり

ウチの商売は
お店の御商売繁盛があってこそ!!

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ということが特にこの1年間、自分一人でこの事業と向き合ってみてよく判りました。だからこそ、本当の意味でお店の御商売繁盛を応援させて頂くためにも商品開発・仕入れには今まで以上に気合を入れて頑張ります!!乞うご期待。

さて次回はこのテーマの最終回「お店の集客や売上アップに貢献する」です。是非とも次回もご覧くださいませ。