夏枯れの海で一人絶好調な魚。

7月・8月は北陸近海は底引き漁の禁漁期間に当たります。別にすべてが底引きで獲れる訳ではもちろんないんですが、魚の入荷量がぐぐっと減って寂しい雰囲気になります。

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夏なので食欲も減退気味で魚の消費量ももちろん落ちていきますから、資源保護の観点からもちょうど良いとは思うのですが、やはり活気のない卸売市場ってイマイチですね・・・。

居酒屋応援隊では提携の漁協さんから水揚げ情報を定期的に頂いたりもしているのですが、例えば最近の富山湾内の水揚げ状況を見ても

・ぶり類(がんど、ふくらぎ、こぞくら) 4トン弱
・アジ 300㎏
・さば 100kg
・さわら 4トン強
といった具合で(これで富山湾内の10漁港合計ですよ!)、これじゃあ卸売市場も賑わうはずもないですね。

でも、そんな中、ひとり孤軍奮闘している魚がコイツです↓

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ぼく、シイラです!

人間の大人と比べても見劣りしない大きさのものもこの時期よく揚がります。
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今日も他の魚が水揚げ絶不調の中、今日だけで60トンと一人気を吐いていました。

身質もきれいな白身で、ハワイではマヒマヒと呼ばれて白身魚フライの原料などによく使われる魚なんですが、とにかく安い!ヘタをするとキロ50円くらいでも取引されます。だからあまり漁師さんには好かれない魚ではあるんですが、こうした魚をうまく活用していきたいものですね~。