金沢市中央卸売市場最近の入荷状況です。水産業界のハブ市場なので全国から良いものがいっぱいですよ!
この冬は例年に比べると金沢市近辺は降雪量が少ないですが、それでもやはり1月になると少しだけ雪も降り積もったりと寒い日が続いています。ド早朝(朝3時とか4時とか)は意外と寒さがそれほど厳しくはないのですが、朝6時くらいが一番寒い!!放射冷却の影響だそうですね。
さてそんな寒~い金沢市中央卸売市場ですが、ここ数日で撮影してきた入荷魚種の御紹介をさせて頂きましょう。
一般的に刺身にしやすい白身魚で言えば、
まとうだい(こちらでは車鯛とも言います)
あたりがよく入ってきていました。金沢市中央卸売市場は鮮魚消費金額日本一の金沢市の卸売市場であり、しかも北陸3県(富山、石川、福井)や新潟、岐阜などへの鮮魚のハブ(集積)機能も併せ持つ市場ですので、刺身にできるグレードであれば石川県産に限らず全国各地から入荷があります。刺身・寿司等の生食需要が他地域の中央卸売市場に比べて高いことから相場も(漁業者から見て)良い値段がつきやすく、水揚げされた地元には出さずにこちら金沢まで出荷してくるという事情もあり、県外産を含めて良いものが入ってきている、というのがこの市場の特長です。
例えば、上でご紹介した白身魚ですと、まとうだいは長崎産、うすばはぎは宮崎産、さよりは宮城産になります。もちろん、近海でも水揚げされていることもあるのですが(例えばウスバハギは福井でも獲れている)、最近の福井産は身が痩せているものが多く、逆に宮崎産はふっくらと肥えているので敢えて宮崎産を取り扱っているそうです。サヨリはもう少しするとこちらでも水揚げがあるのですが、品質的にはほとんど変わらないのに地物と言うだけで相場が宮城県産の倍以上となるので相場が落ち着くまでは宮城産が主流になる、というように全体的な相場の流れも視野に入れながら取り扱いをされる仲買さんも多いです。この辺はさすがプロですね。
※鮮魚セットは特に御要望がなければ地物中心で取り揃えてお送りしています。良質の県外産もご希望の方はその旨お知らせくださいね!
あたりが多かったです。あっ、それと上の天然スズキは福井県産、真鱈は石川県産です。
特に最近は真鱈がよく揚がっているようで、地物一色といった雰囲気。真鱈と言えば北海道や三陸のイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、北陸でもかなり水揚げされるんですよ!
天然寒ブリ並みに10キロ程度あるものも結構入荷があったりして…。今の時期のものは白子、真子ともに最高ですよね♪
昔から北陸でもよく水揚げされていた真鱈の熟成卵を甘~くしっかり炊き込んだ北陸の郷土料理が
たらの子旨煮
居酒屋応援隊ではお買い得な業務用パックを取り扱っておりますので是非ご検討くださいね! (最後にしっかり宣伝。。。)
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