大衆魚・サバの水揚げが不調。魚の仕入にも影響がありそうですね。ノルウェー産まさば水揚げ情報
国産のサバも美味しいですが、最近では脂質の高さですっかり定着した感のあるノルウェーさば。
日本にはラウンド(魚の形態のまま)で輸入されたり、中国でフィーレに加工されて輸入されたりしていますが、その原料となるノルウェーでのサバ漁が終漁となり大相場が判明したようです。サバを直接ノルウェーから輸入・加工されている輸入商社さんからの情報が入りましたので、以下ご参照ください。
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ノルウェー巻網・海外船トロール等ほぼ終了し、来季の製品価格がほぼ確定した恰好です。
漁獲枠が減少した今期は原料アソートが、小型寄りになり、昨年までは漁獲されなかった200-400ｇが全体の３０％以上を占める模様です。
大型フィレ（２５-３０枚）が生産される400-600ｇは、ほぼ皆無の状況で300-500ｇ主体で製造することになります。
300-500gにしても昨年より小型寄りなので、製品は４０－４５枚が主アソートになりそうです。
また、比較的高値で販売できた大型サイズが無いため、コストを割り振りすることができず、結果的にかなり高めの単価設定になってしまいます。
製品の暴落が起きた前々年と比べると、日本側の原料買付数量がかなり減っており、海外の越年在庫もかなり少ない水準のため、値下がりの要素は今のところありません。
ただし、末端ユーザーがどこまで値上げを受け入れてくれるかが焦点で、販売を絞れば荷余り感から、中国旧正月明けあたりに下げ（輸入商社としてはコスト割れ）があるかもしれません。
ノルウェー鯖の資源量は豊富らしく（小型の鯖がうじゃうじゃいる模様）来年の漁獲枠は増加が決定しておりますが、現時点で製品価格に影響はないようです。
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要は、漁自体はあったものの大型サイズのサバが少なく細かいサイズばかりが獲れてしまったため、来年は小型サイズのラウンドやフィーレばかりが入荷する見込みということです。なかなか厳しい状況が続きますね～。負けずに頑張ります！
【追記】 他の大卸担当者にも確認しましたが、来年のノルウェーサバフィーレの入荷については輸入商社からの渡し値でキロ単価５５０円～になりそうとのこと。あまりに高すぎて売れずに商社筋が原価割れで出してくるのを願うしかなさそうです。
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