仕入れコスト削減の味方? 北陸の郷土料理「かぶら寿司」を自前で作る! ~下ごしらえ編~
仕入れて残った魚の有効活用の一例として前回ご紹介させて頂きました北陸の郷土料理「かぶら寿司」ですが、
仕入れコストの削減に貢献? 残ったブリを上手に使って北陸の郷土料理にしちゃいましょう。 ~かぶら寿司~
特にこれからは魚の仕入価格も高くなってくる時期なので、ひと手間を加えることで無駄をなくすというのはとても大切になってくると思います。
これで早速かぶら寿司を作ってみようと思い、かぶらを買ってきました。
けっこう大き目のカブでしたが、なんと1個100円!やすっっ!
かぶらずしの素のパッケージには
①やや硬めに炊いたご飯約400g(約1合)を冷やした後、本品1袋とよく混ぜ合わせます。
②2センチくらいの厚さのかぶらに切り目を入れ、約2.5㎏を二晩ほど塩漬けし、水気を切った後、酢漬けした塩ブリまたは塩さばをはさみます。
③桶に②と①を1段おきに平らにならべ、重石をして冷暗所で1週間ほど漬け、液を切ってお召し上がりください。
とのこと。ただこれではちょっと判らない部分もあったので、地元の人に聞いたりネットで調べたりしてアレンジしてみることにしました。
まずはかぶらをきれいに皮むきして、かぶら寿司のサイズ(と勝手に私が思っている)厚み3センチ程度で適当にカット。ついでに我が家で収穫した青首大根もちょっと入れてみました。
かぶら寿司は結構高額なので、庶民が食べるバージョンとしてサバやニシンを挟んだ「大根寿司」というのもあるみたいですね。
さてそのかぶらや大根を塩蔵で漬け込むために、たっぷりと表面を塩漬けにして重石を載せて3日くらい漬け込むそうです。
1日半くらい経過したところでちょっと覗いてみたのですが、既に水分がいっぱい出ています。
この水分を捨てなさいと書いてあるレシピと、これを捨ててはいけないと書いてあるレシピがあって迷うところですが、あんまり辛くなっても食べにくいと思いましたので今回は後者に従って水はそのままにしてみます。そしてそれだけではつまらないので、折角水分があるので昆布を少しだけ投入してみました。これで少し旨味が入るといいのですが…。
同時にブリを塩漬けに。北陸では塩をたっぷり塗りこんだ「塩ブリ」というものも売っているのですが(保存食として発展したのでしょうね)、それでは余った魚で作るという趣旨に合わないので、ブリの切身を買って来て皮をむき、塩漬けにしてみました。
こちらも一晩で水分がたくさん出たのですが、これはなるべく早く捨てた方が良いので、汁を捨て、更に塩漬けに。
さぁ、これで後は「かぶら寿司の素」と混ぜるだけです。楽しみになってきました!
居酒屋応援隊の運営責任者として居酒屋さんの御商売繁盛をお手伝いしてはや10年。4000店舗を超える取引実績から得た「売れるメニュー作り」のノウハウを武器に、居酒屋さんの売上アップ、コスト削減のお手伝いをしています。また単なるノウハウの提供にとどまらず、独自の仕入れルートと商品開発力で居酒屋さんの売上アップに必要な食材を取り揃え、すぐに成果が出せる仕組みを持っているのが強みです。調理師免許あり。
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