この記事は約 8 分で読めます。
3月から始まった歓送迎会シーズン、そしてゴールデンウィーク期間といわゆる繁忙期も終わり、ちょっとひと段落といった雰囲気のお店も多いのではないでしょうか。
ただ、同時にこの初夏での売上も考えないといけないところ。これから秋口までは梅雨で天候が良くなかったり、暑さで食欲が減退してしまったり、となかなか外食業界全般でも厳しいシーズンに入りますが、とは言え、全国の飲食店様を対象に商売をさせて頂いている居酒屋応援隊の販売実績を見ると、意外と健闘しているシーズンでもあるんですよね。そこで、今回は昨年度の5~7月のアイテム別売上ランキングの上位をご紹介してみようと思います。
————————————–
【第1位】きときと鮮魚セット
繁忙期を過ぎると「少し趣向を変えてみようかな?」という店主様も多くなるのか、例年鮮魚セットへのお問い合わせが多くなります。居酒屋応援隊の鮮魚セットは「きときと鮮魚セット」という商品名です。「きときと」とは富山の方言で「新鮮な」という意味。その名に恥じないように朝どれの魚だけを仕入れて出荷させて頂いております。主に富山県魚津港に水揚げされた魚介類を出荷させて頂くのですが、ここの漁船は小型でしかも定置網が目と鼻の先という近場なため、漁に出て数時間で戻ってきます。そのため、まだ市場に入荷した段階では死後硬直も始まっていない生きた状態のお魚ばかり。しかも漁港直結の市場なので前日の「持ち越し」は基本的には置いておらず、すべてが当日入荷の魚ばかりなので鮮度面ではまったく文句のつけようがありません。↓の画像3枚は最近出荷させて頂いた鮮魚セット(約1万円)のものになります。入ってくる魚が時期によって少しずつ変わってくるのが季節の移り変わりを感じさせますね。
※日々の入荷状況はFacebookページ、Instagram、Twitterにて公開中です。各SNSで”izakayaouentai”と検索してみてください。
「きときと鮮魚セット」ご注文はこちら。※商品紹介ページに移動します。
————————————–
【第2位】 つぶ貝わさび醤油漬け
居酒屋応援隊で生珍味の取り扱いを始めた初期の頃から人気のロングラン商品です。一時期つぶ貝の供給が少なくなって取り扱い中止の危機もありましたが、仕入れ先様の努力でなんとか継続させて頂いております。カットしたつぶ貝とワサビやお醤油のコンビネーションが最高です。「すぐに出せる一品メニュー」に定番ものと併せて提供してみてください。一度使って頂いたお店様からはリピート率が高いという点が商品力の高さを物語っていると思います。
—————————————
【第3位】 あまえび塩辛
ありそうでなかった商品「あまえびの塩辛」です。金沢の近江町市場では同じような商品を小売しているのですがこのメーカーさんは卸売をされないポリシーだそうで、お問い合わせはあるのになかなか皆様にご提供できなかった商品です。おかげさまで製造メーカーさんの協力を頂き、飲食店様用に特別に作って頂けることになりました。もともとの原価が高い甘えびをむき身にして、更に味付けをしないといけないので手間暇もコストもかかっている商品ですが、やはりその商品価値を認めて頂けたのか、販売開始以来安定してご導入頂いております。来店されるお客様にとってもイメージしやすい食材で、でも食べたことがないものなので、「一度食べてみようかな~」と思って頂きやすいようですね。
—————————————-
【第4位】 ジャンボしまほっけ一夜干し
ウナギが典型例ですが、気温が上がって体力を消耗するようになると「今日はスタミナ付けないとなぁ~」という気持ちになるからでしょうか、脂のあるシマホッケの干物がこのシーズンは特によく出ます。一時期は原料価格が国際的に暴騰して輸入原料の入荷も少なくなっていましたが、現在は(価格高止まりながら)供給・価格ともに安定してきました。売上ランキングでみると、このジャンボしまほっけ一夜干し(開き)の次はなんと片身の「シマホッケ一夜干し」ですから、やはりこの時期によく売れる魚と言っても良いのでしょうね。
—————————————–
【第5位】 からっと甘えび
輸入物あまえびにでんぷんを粉付けし、IQF(バラ)凍結してある定番商品です。居酒屋応援隊の拠点・北陸の甘えびではないのですが、食べやすいようにツノが除去してある等、完成度の高い商品なので北陸産甘えび唐揚げの代用品として導入したものの、あっという間に定番商品として定着いたしました。必要な分量だけさっと取り出してそのまま揚げるだけ、という利便性も受けているようです。
【第6位】 金目鯛切身120g
※↑画像をクリックすると商品詳細ページに移動します。
【第7位】 殻付きアワビ
【第8位】 ほたるいか一夜干し
【第9位】 黒むつ(カーディナルフィッシュ)西京漬
【第10位】丸干しイカ
——————————————
以上が昨年のベスト10になりますが、こうしてみると珍味や脂のある焼き物、揚げ物が結構人気のようですね。
ちなみに珍味だけのランキングでは・・・
1位 つぶ貝わさび醤油漬け
2位 あまえび塩辛
3位 真イカウニ和え
4位 とんびウニ和え
5位 いかの塩辛
6位 たこわさび
7位 真イカ白味噌わさび
8位 海鮮ユッケ
9位 ホタテ柚子明太
10位 ほたるいか醤油漬け
でした。こうしてみるとイカを使った珍味がよく売れているのが判りますね。あ、「とんびウニ和え」のトンビとはイカのクチバシ周辺の肉の事です。ですので、この商品もイカを使った商品になります。
イカの原料価格暴騰でランク外になってしまいましたが、「するめいかゴロ煮」もこの時期は姿焼きの食材としてよく売れる商品です。
※画像をクリックして頂ければ商品詳細ページに移動できます。
—————————-
【脂のある焼き物】
ジャンボしまほっけ一夜干しのところでも少しご紹介しましたが、脂のある魚≒スタミナがつく、というイメージは確かにありますよね。
そのために本来は「土用のウナギ」なのでしょうが、ご存知の通りとてもとても高値張り付きでなかなか手が出せるお値段ではなくなってきました。そこで、ウナギの代わりにスタミナがつきそうな脂のたっぷりある魚を使って「元気回復スタミナ祭り」をやってみるのも面白いかもしれませんね。その時は是非以下の商品をご導入ください。
【メロカマ】
脂のノリなら文句なし!あまりに価格が高くなりすぎて取り扱いを中止していましたが、おかげさまで数量限定ながら細々と入荷してきています。煮付にしても良し、そのまま塩焼きで食べても良し。
【さわらのカマ特大】
大型の鰆から採れたカマですから美味しいこと間違いなし!ギンダラやメロのようなギットギトの脂ではなく、上品な脂のノリなので年配の方でも喜んで召し上がって頂けます。
【ジャンボサバ一夜干し】
こちらも北欧産の脂質が高いサバの中でも大型の原料を使って一夜干しにしているのでもちろん脂はバッチリです。
※画像をクリックして頂ければ商品詳細ページに移動します。
【からすがれいみりん干し】
カラスガレイもとても脂のある魚として常に人気があります。そして脂はありながらも少し上品な味わいがみりん干しにピッタリです。身離れがよく食べやすいのも特徴です。
※画像をクリックして頂ければ商品詳細ページに移動します。
【ミナミカゴカマス西京漬】
脂のノリと上品さのバランスを重視されるなら、是非この商品をご検討ください。昔は銀さわらという名称で流通していた魚ですが、脂のノリはかなりある魚です。しかもきれいな白身で西京漬の上品さを邪魔しません。まさに西京漬とはこんなに美味しいものなんだということを実感できる一品になっております。