香箱ガニってどんなカニ?年末までしか食べられない貴重なカニの御紹介です。仕入れ担当者様は見逃さないでくださいね~。

昨日も少し紹介いたしましたが、香箱ガニってこのカニのことです。

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そう、ズワイガニのメスです。地域によってはセイコガニなんて呼ばれたりもしていますよね。

ズワイガニ、と言えば大きなオスがにをイメージする方も多いと思いますが、実はこの香箱ガニ、北陸では庶民の味としてオスがににひけをとらないくらい人気があるんです。

特徴はなんといってもこの卵!

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産卵期を迎えるにつれてこの部分が大きくなっていき、産卵する時には卵を抱えているオシメのような部分(ふんどしとも言う)をパタパタと動かしてうちわを仰ぐような動きで放卵する、と聞いたことがあるのですが、鳥取県の水産試験場ホームページを見るとこのフンドシの中で孵化し、プランクトンの1種として放卵されていくみたいですね。

 ズワイガニは甲幅5~6cmで生殖が可能になり、雌は雄に助けられながら採集の脱皮を終え、直ちに交尾、続いて初産卵を行います。産卵後の卵は、腹節(ふんどし)に抱きかかえられ1年半を経過すると、プレゾエアというプランクトンになって水中へ出て行きます。これを放卵といいます。つまり、産卵というのは体内にある紅色の卵が腹節(ふんどし)の内面にある腹肢の剛毛に粒となって付着することで、このまま孵化するまで抱卵され、孵化と同時にプレゾエアとして放卵されるのです。
隠岐諸島周辺の調査では、初産卵は7~9月で、2回目以降の産卵(経産卵)は1~3月に行われています。放卵が終わると短期間の内に産卵が行われ、経産ガニは、1年間抱卵の後に放卵し、また産卵、放卵とを繰り返すため、生涯卵を抱いたままの生活を送ります。水槽飼育では、5年間連続して交尾なしの産卵が観察さrていますが、これは、第1回目の交尾のときの精子が雌の体内にある貯精のう(精子を貯めておく袋)に保存され、少しずつ使用されるからです。
こうして一度に生み出される卵の数は7~10万粒で、雌の生涯の産卵回数は5回(5年)くらいだと考えられます。自然界では、雄と出会えば再交尾を行うものと思われます。

さてその香箱ガニですが、昨日ご紹介したようにしっかりと茹でて頂くと
https://izakayaouentai.co.jp/news/1395/ 【カニの茹で方】

こんな風にきれいに茹であがります。
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個人的な経験にはなりますが、確かに以前は足が取れていたのですが、最近は足外れはなくなったように思います。やっぱりこの茹で方が良いのでしょうね。

目次

甲羅をカパッと外すと

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う~ん、美味しそう♪

ちなみに市場ではよく内子とか赤子という言葉を聞くのですが、どうやらこれは
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この赤い部分のことみたいです。

オスがにと比べると肩肉や足肉で食べる部分は確かに少ないのですが、

香箱はやっぱり内子と外子!そしてミソ!

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お酒が思わず進んでしまいます…。

小さいというだけで「味噌汁にしかできない」と思っていらっしゃる方もおられますが、私はもったいないと思います。

ボイルしてポン酢と一緒にお出し頂ければそれで十分にお酒のアテです。これこそマニュアル化されたチェーン店さんではできない「旨い食べ方」の説明を加えることでお客様にも喜んで頂けるのではないでしょうか。

この記事を書いた人

居酒屋応援隊 店長・柴田征洋

柴田 征洋
(しばた ゆきひろ)

居酒屋応援隊 店長/真洋創商株式会社 代表

京都の大学卒業後、大阪の商社を経て水産専門商社へ。20代から水産業界一筋で輸入・卸売・水産加工・小売と業界のあらゆるポジションを経験しています。2009年に「居酒屋応援隊」を立ち上げ、2012年に真洋創商株式会社を設立。現在は北陸の珍味・干物・魚介類を中心に、全国4,000店舗以上の飲食店様の仕入れをサポートしています。

原料の調達に関しては商社時代の人脈を活かして全国各地の漁協や卸売市場から、貿易商社まで幅広くお付き合いをし、独自の仕入れルートを構築することに成功。海産物の加工については水産加工業に従事していた時の経験とノウハウで、それぞれの加工に適した専門店に製造を依頼しています。商品開発のコンセプトは「どこにでも売っている食材」ではなく「ここでしか売っていない面白い食材」や「置くだけ(メニューに載せるだけ)で売れる食材」を取りそろえる事です。

🎓 資格:調理師免許(石川県)/貿易実務検定B級/TOEIC845点
趣味:野球(県内審判員として活動)/読書/お酒

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