ほたるいか(蛍烏賊)の生態って不思議で面白い!でも、オスの最期は悲しすぎる・・・というお話。

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ホタルイカ発光
※2023年5月2日更新

こんにちは。居酒屋応援隊の店長・柴田です。今回のお話は「ホタルイカの生態について」です。


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ホタルイカが光る仕組み

ほたるいかと言えば暗闇に青く光るあの姿が印象的ですが、これはホタルイカの体内に発光器というものを持っているそうで、

  • 両腕の先に大きな発光器を各3個ずつ
  • 目の周りに次に大きな発光器が縦に並んで5個ずつ
  • 全身に細かい発光器が1000個程度

という構成になっているようです。あの小さな体のなかにいっぱい光るための仕組みを持っているんですね~。

ホタルイカの寿命と生態

ホタルイカの身投げ
ホタルイカの身投げ

ホタルイカの生態についてはまだ完全には解明されていないようなのですが、寿命はたったの1年らしく、春先に孵化した後日本海を回遊し、翌年の春先に産卵してその一生を終えると考えられているそうです。

ほたるいかは富山湾内に限らず主に日本海で漁獲されるのですが、年明けの1月後半頃から山陰 → 若狭 → 富山湾という順序で水揚げが始まります。

一般的には1月後半から2月に水揚げが始まる山陰のものは小ぶりなものが多く、春に向かって水揚げ地が若狭湾→北陸と北上するに従ってホタルイカも大きく成長します。大きくなったホタルイカは富山湾内で漁獲されるため、富山県がホタルイカの産地として有名ですが、そこから更に北に行くと陸地から離れた沖合に移動してしまうのか、新潟や山形で大量に水揚げをされたという話はあまり聞きません。

ほたるいかの回遊についてはまだ完全に解明されている訳ではないようなのですが、

山陰沖合で産卵

秋田沖合まで成長しながら回遊し、

産卵のために南下してくる、というのが基本的な流れのようですね。

詳しくは「ほたるいかミュージアム」で撮影してきた説明パネルをどうぞ。↓
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意外だったのが、どうやら富山湾内のホタルイカは秋田から南下してくる際に一部が富山湾内に入り込む「傍流」で、本流は山陰沖合まで戻って産卵するようだということです。

でも、確かに「去年の山陰沖の水温が高かったから今年は富山のホタルイカ漁は期待できる」というような話を漁連の方からお聞きしたこともあります。やっぱり海はつながっているんだなぁ~と実感しますね。

余談になりますが、ホタルイカの話でもうひとつ驚いたのが、
富山湾で獲れるホタルイカは99%がメス
という事実。

まぁ、産卵に来ているのでメスが多いのは想像できますが、オスはどこに行っちゃったの~?と思いますよね。

ホタルイカは成長するに従って海の底深くに潜って生活するのですが、どうやらオスはそこでメスと交接を終えると命を終える(その後どこに行くのかはハッキリとは判っていない)そうです。

なんと寂しい・・・。
私も「ホタルイカ父ちゃん」とか陰口を叩かれないように頑張らなくては(笑)


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