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2023年4月26日更新
脂がバッチリのメロ(メロウ)は大人気の輸入魚ですが、その抜群の脂ノリとどんな調理方法にも使いやすい純白な白身が世界的に評価されて、国際市場でも引っ張りだこのお魚です。
この「メロ」(もしくは「メロウ」)という名前は正式名称ではなく、本当の名前(標準和名)は「マジェランアイナメ」というそうです。
日本では「メロ」という流通名(市場名)で、食用白身魚として広く利用されている。2003年以前には「銀ムツ」という名前で流通することが多かった。しかし、ムツやアカムツなどとは分類が異なる魚で、「消費者に混乱をもたらしている」との判断から、2003年にJAS法が改訂され、「銀ムツ」という名前での販売が禁止された(ただし「銀ムツ(メロ)」などの表記は可)。しかし、現在でもマジェランアイナメを「ムツ」と称して出す料理店などは多いといわれる。また、1990年頃には、みりん漬などに加工した切り身を「クエ」と詐称し、市場や量販店へ卸していた水産加工業者もあった。
Wikipediaより抜粋
くれぐれも「ムツ」とはメニューに書かないように注意してくださいね~。ちなみに輸入魚なので私も生体を見たことはないのですが、調べてみるとこんな魚みたいです↓。
※米国FDAホームページより。
ちょっとグロテスク~な感じですね。
この魚が脂がしっかりある理由は水産大手のマルハニチロさんのサイトに書いてありました(https://umito.maruha-nichiro.co.jp/article21/)。
メロは南極に近い、寒い海で漁獲される深海魚。成熟するまでに12~15年ほどかかるといわれていて、寿命は最長で35年ほどと推定されています。寒い環境に生息し、成長の遅い魚なので、その分、身には脂がのっているのが特徴です。
脂ノリは最高で、しかも本当にきれいな純白の白身ですので高級感もあって人気爆発のお魚なのですが、その美味しさに世界各国の料理人も気付いてしまったようで、世界的にもメロの取引相場価格が暴騰してしまいました。そのため、日本国内の市場相場ではなかなか使いにくい食材となってしまい(フィレでキロ5000~6000円程度はします)、それだけのリスクを取って輸入してくる商社もほぼなくなってしまったので国内流通量が激減してしまいました。
そんな今や日本では仕入れるのが難しくなってきた超高級魚「メロ」ですが、そのメロの中でも美味しいカマの部分だけを集めたのが当店でも昔から大人気の商品「メロカマ」。
サンプルを炭火で焼いてみました↓
今回ご紹介するサイズは1000~2000g/個サイズ。メロカマは1個でカマが2個(右と左の2個がつながって1尾分で1個)付いていますので、片方のカマで500~1000gになるという計算です。
カマなので骨付きですが、大きめのカマなので可食部もたっぷりで食べやすい。しかもきれいな純白の白身で和洋中どんな料理にも合います。
脂がたっぷり乗っていて、純白の白身で使いやすいメロ(メロウ)のカマ。素材の味を活かしてシンプルに塩焼にして頂いたり、お店の味付けでひと手間加えて煮付けにして頂ければとても美味しく召し上がって頂けます。
もちろん決してお安い食材ではありませんが、美味しさは折り紙付き!しかも昨今はどこを探してもなかなか見つからない希少な食材ですので、近隣競合店とのメニュー差別化にも大貢献間違いなしです。是非この機会にご検討ください。
【ご案内】メロ(メロウ)以外にも興味深い魚介類に関しての情報をまとめています。お時間あればぜひこちらもご覧くださいね。
おかげさまで飲食店様に海産物を販売させて頂いて10年以上。たくさんの飲食店経営者様や料理長様ともお付き合いやご指導を頂いて参りました。
魚屋ですので食材提供を通じてのご提案や問題解決が中心となりますが、いろんなお店での工夫や情報も入ってきますのでひょっとしたら貴店のお悩みも解決できるかも!
店長の柴田はコンサルタントではないのでご相談はもちろん無料です。どんな些細な事でも結構ですのでお気軽にご相談ください。
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