余った魚をうまく活用して仕入れコストを削減しましょう。 北陸のかぶら寿司を自前で作る ~仕込み編~

魚の美味しくなるこの季節、繁忙期という事もあってどうしても仕入れコストが上がってしまいますよね。特に鮮魚は日持ちがしないので難しい・・・。

そんな仕入れ担当者様のために見つけてきたのがこのかぶら寿司の素
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先日はその下ごしらえをお伝え致しましたが
仕入れコスト削減の味方? 北陸の郷土料理「かぶら寿司」を自前で作る! ~下ごしらえ編~

ようやく塩ブリとカブラ・大根の塩漬けが終わったので、仕込みに入ります。漬かり上がった大根・カブラとブリはこちら。
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塩ブリはそのまま軽くお酒で洗う、という作り方もあるようなのですが、かぶらずしの素に書いてあった「酢漬けする」というのがより美味しそうに感じたので、そちらを採用しました。1日前に取り出し、お酒で軽く洗ってからお酢に漬け込むこと丸1日。もちろん、表面は既にどす黒く変色しているのですが、これをスライスしてみると意外とキレイ!
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かぶらと大根の方もしっかり塩漬けされていて漬物っぽく仕上がっていました。この真ん中に切れ目を入れて
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かぶらずしの素をブリの切身に塗りながらはさみます。
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ここで初めてブリの切身の方が多かったことに気付く・・・。カブラ1切に対して1~2枚あれば充分な感じ。皆さん、それほどたくさんのブリは要りませんし、尻尾の方で充分です。どうぞお気をつけあれ。

でも、ブリの酢漬けを1切つまみ食いしてみましたが、塩分と酢の具合が程よくて美味しい!これは漬けあがりが楽しみです。

しっかりかぶら寿司の素をかぶらや大根の表面・内側に塗り込み、順番にかぶらを樽に並べていきます。
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そして重石をして本漬け開始です。半日くらい経ってチラッと覗いてみると
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少し水分が出て来ていたので、この水分を捨てました。レシピには水が出たら捨てながら徐々に重石を軽いものにしていくと書いてあったので1リットルのダシにビニール袋をかけて軽い重石にして漬け込み再開です。
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いかにも美味しそうな匂いがしていましたので、これがあと1週間くらいすると発酵してどんなふうになるのか、楽しみです。